MSP Japan Summit 2017
イベントについて、MSPに興味のある方はもちろん、MSPを知らない人にもわかるように魅力をお伝えできたらと思います。
MSP Japan Summit 2017とは?
MSP Japan Summit 2017 (以下MSPS) は日本各地の大学及びエリアで活動する学生版テクニカルエバンジェリスト集団 Microsoft Student Partners (通称MSP)の方々が一堂に会し、最先端のIT技術やトレンドを体感してもらうイベントです。
今回は日本マイクロソフトの本社である品川で開催されました。
MSP Summit のスケジュール
MSPSの主なスケジュールは以下のようになっています。
スケジュールの中からいくつかピックアップして紹介します!
Program | Owner |
Machine Learning Challenge | Susan Ibach |
About Recruit | Human Resource |
Lunch | |
Introduction of MSP | Nakamura-san |
Welcome Speech | Susan Ibach |
About MS Technology | Nagao-san |
MSP Campus Activity Report | MSP Campus Leaders |
Imagine Cup Report | Imagine Cup Finalists |
MSP Graduates Presentation |
MSP Graduates |
MSP Japan Award | Nakamura-san |
Party |
Machine Learning Challenge
朝一番のイベントはSusanさんによる、Machine Learning Challenge!!
機械学習と言うと、Pythonなどのコーディングを用いる方法がイメージされますが、コード抜きで機械学習を体験してみようと言うコーナーでした!お題は飛行機のビッグデータを用いて、所定のフライトが予約された時間通りに到着する可能性が高いかどうかを予測するためのモデルを作成です。
内容はGitHubで公開されています。
Presentation About Microsoft Technology
Microsoftのテクニカルエバンジェリストの長尾さんからマイクロソフトの最新のテクノロジに関するトークがありました。 最新のITトレンドに敏感なMSPの方々にはとても興味のある内容でした。
特にMicrosoftのホログラム型VRゴーグル、「Hololens」の紹介はとても印象的でした。「Hololens」はスマートフォンやコンピュータと連結する必要がなく、CPUが内蔵されている半透明のゴーグルで、VRのように視覚的に遮断されることなく実際の風景にホログラムを映して見ることができます。「Hololens」を使って将来的により多くのことが実現可能になると思うと楽しみですね。
(何よりの驚きはHololensを持っているMSPが数人いたことです。。)
MSP Campus Activity Report / MSP Japan Awards
各キャンパスのリーダーから活動報告がありました。勉強会やハックイベントを行ったり、どのキャンパスもバラエティー豊かで今後も楽しみです!!
また、今回のMSP Japan Awardは...
”筑波大学チーム”のみなさんでした!!
おめでとうございます!今回残念ながら受賞できなかったチームはリベンジ期待しています。今後の活動ももっと盛り上がってほしいですね。
Imagine Cup Report
昨年度のImagine Cupの日本代表の方々から、Imagine Cupに関する報告を行ってくれました。Imagine Cupに参加することのメリットから、具体的な戦略的な話まで”熱く”語っていただきました!!MSPの方々も真剣に聞いている様子でした。
この中から未来のImagine Cup日本代表、さらには世界王者がでることを楽しみにしています!
Party
MSPSの最後は懇親会!全国から集まったMSPがお互いに交流できる貴重な機会です。
飲み会ということで、今回のMSP Summitに初めて参加した方も懇親会の場で大分交流を深められたのではないでしょうか。
MSP Japan Summit 2017 いかがでしたか?
みなさんにとって有意義な時間と慣れたら幸いです。以上活動報告でした!
MSPの今年度の募集は終わりましたが、詳細などはこちらを参照ください。
Imagine Cup2017 優勝チームの東大院生に聞く、Imagine Cupの魅力とは?!
今回は東京大学大学院所属、Imagine Cup 2017優勝チームのNeuroVoiceさんへインタビューをさせていただきました。インタビューを通して、Imagine Cupの魅力に迫ってみたいと思います!
まずは彼らのプロファイルから ※筆者の主観です
イケメン クリエーター 佐藤さん
184cmのスポーツマン(野球部出身)、好きな球団は日本ハム。得意なことは人の顔を覚えること、不得意なことは朝起きることらしい。
趣味はスポーツをすること。大学の体育の授業にもぐり込んではや1年 バレーボールを人並みにできるようになったのが最近のハイライト。
冷静沈着でクールな雰囲気が漂う一方、生まれかわってもコンピュータサイエンスを勉強したいと情熱的に語る一面も。
ロジカルな思考力と知的なトーク DL系男子 早川さん
特技はピアノを弾くことで、鳴らされた音の高さを当てられる絶対音感の持ち主。他にも特技の一つとして、何時間も寝れることを自慢げに話すお茶目な一面も。完全無欠な存在とも思える彼だが、思考が早すぎるせいか少し早口気味なところが玉に瑕。
来世生まれ変わったら、音楽家か芸術家になりたいという天才肌タイプ。チームではディープラーニングの開発を担当。
ハッカソンや様々なコンテストがある中、Imagine Cupを選んだ理由はなんですか?
早川:世界規模の大きなコンテストだからです。
学生向けでかつ世界戦まであるコンテストはあまりなく、また技術力を大きな評価基準におくImagine Cupは国内では特質的なコンテストだと思います。
佐藤:またハッカソンと違って、得られるものは格段に多いですね。
今までハッカソンにも参加したことがありますが、そこではそれまでの経験を生かしてパッと(即席で)作るだけでした。新しい知識やスキルをつけたい場合、長期的に何か作りたいものを作った方がいいと感じています。
Imagine Cupで優勝してよかったなと思ったことはなんですか?
早川:たくさんの人にこのプロダクトを知ってもらいたいと思っている僕たちにとって、多くのメディアにプロダクトを取り上げてもらったことは嬉しかったですね。
学内選抜を突破してSXSW 2017に展示する機会もあったのですが、Imagine Cupを優勝した時の方が国内で注目を得られたと感じています。
佐藤:そうですね。メディアだけでなくImagine Cupで優勝した業績によって、たくさんの企業、ベンチャーキャピタルからお話を頂けたことも収穫だと思います。
Imagine Cupを通して得られたことはありますか?
早川:大会中にデモをする機会があったので、審査員の方からはもちろん、たくさんの方からプロダクトへのフィードバックをもらいました。彼らとの交流を通して、作品を楽しんでもらう姿を間近で見れたり、僕らでも思いつかなかったプロダクトの可能性を示唆してもらうこともあったので貴重な機会だったと思います。
佐藤:世界戦にいけば、国予選を勝ち抜いてきたその国のトップの学生さんとの交流もあると思います。他のチームの作品を知ったり、お互いのプロダクトについて議論できることも楽しみです。
早川:大会前後も定期的にフィードバックをもらう機会があり、その一つがマイクロソフトのエバンジェリストからのメンタリング。また、Imagine Cup協力企業のグロービス経営大学院・ベルリッツ ジャパンからのメンタリングもあります。ベルリッツ ジャパンからのメンタリングはこれから受けるので、楽しみにしています。
そのグロービスのメンタリングというのは、いかがでした?
佐藤:多分野の知識・見解を学べるいい機会になりました。
自分で調べたら何時間もかかるであろう知識を、短時間でプロの方からインプットしてもらいました。一般的なビジネスモデルはもちろん、自分の分野外である工場系・化学系・繊維系の情報も得られました。
早川:また、ユーズケースを考えるフェーズでは、実践的なビジネスモデリングの手法も学べました。ビジネスへの展開方法を学んだ一方で、自分たちのプロダクトは特定のユーズケースに捉われない可能性を秘めたプロダクトであることを再確認し、いかにプロダクトのポテンシャルと質の高さを伝えることが大切かも実感しました。
世界戦への意気込みを教えてください
佐藤:優勝を狙っていきたいです!
早川:世界中の人を唸らせることができる、プロダクトを開発したいです。
佐藤:たとえ優勝できなくても、世界から僕たちのプロダクトを注目してもらう機会にしたいと思います。また、Imgaine Cup世界戦で何かしらの学びを得てプロダクトを「直接人に役に立つもの」へと展開していくことが僕たちの望みです。
Imagine Cupにこれから参加する人へ向けてメッセージ
早川:本当はいろんな人に使って欲しいという思いで研究している人は、気軽に応募してみていいと思います。
普段の研究とは違う目線で、使用シーンを想像しながらプロダクトを開発するいい機会でもあると思います。様々な人とこのプロダクトが生活の中で応用できるよねと議論ができ貴重な機会でした。
佐藤:また、技術力重視で面白ければ面白いと認めてくれる人が審査してくれるのも魅力です。学生のうちに、普段の研究を世に出したいと思っている人は積極的にImagine Cupというコンテストを活用するべきだと思います。
最後に彼らのプロダクトのご紹介
佐藤:NeuroVoiceは今まで音声ソフトができなかった、誰かの声を真似ることを可能にします。音声サンプルやプロダクトの詳細はこちらから!
まとめ
いかがでしたか?
Imagine Cupはものづくりを愛する学生にとって、ステップアップの機会だということが伺えました。
技術力に自信のある学生の皆さんは、世界へ羽ばたくことを念頭にぜひ来年のImagine Cupに応募してみてはいかがでしょうか?
NeuroVoiceチームのみなさん、インタビューにご協力してくださりありがとうございました!
文責 里見(@erk_stm)
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