Imagine Cup2012世界大会準優勝-大川水緒さんインタビュー
こんにちは。MSPの田口(@_taccho)です。現在、Imagine Cup 2018日本予選大会直前、カウントダウン企画ということで、全10回に渡って昨年のImagine Cupの様子などをご紹介しています。
本日はImagine Cup世界大会に出場された方のインタビューをご紹介したいと思います。
今回、インタビューに協力してくださったのはImagine Cup2012で日本チーム過去最高成績となる世界大会準優勝を果たした、大川水緒さんです。
ー本日はお時間いただきありがとうございます。
まずは読者の方々へ向けて簡単に自己紹介をお願います。
大川:はい。私は大川水緒と申します。学生時代は情報工学を専攻していて、プログラミングや回路設計の勉強をしておりました。
私は高専生だったんですけど、高専在学中にImagine Cup2012のシドニー大会で日本代表に選ばれて世界大会を経験してきました。
今はIT関連の会社に勤めていて、お客さんとエンジニアの間に立つお仕事をしています。
ーありがとうございます。
大川さんがImagine Cupに出場しようと思ったきっかけを教えてください。
大川:私の通っていた高専の1つ上の代の先輩にImagine Cup2011に出場している方がいて、その方々が開発したシステムの中で使う絵を書くことを先生に依頼されたことでImagine Cupを知りました。
その後、先輩が卒業されて私たちの代になった時に、先生の方から高専のプログラミングコンテストに出てみないかという話があり、その大会に出場しました。
そしてその時にできたチームでImagine Cupにも応募したという流れですね。
ーなるほど!Imagine Cupではどんなプロダクトを開発したんですか?
大川:Imagine Cupのシドニー大会では「All Lights」というシステムを開発しました。
これは可視光通信で目に見える光を高速点滅させて、人の目にはわからないぐらいぐらい点滅させることで、照明同士が通信を行えるようにしたものです。
部屋の中にいくつかある照明のうち窓際で元々明るいところは自動的に照度を下げ、その分の光を部屋の奥などの暗いところに持っていくことで効率的に自動で照度調整をすることができます。
またそのシステムのデータや照度などのをグラフをAzure(マイクロソフトのクラウドサービス)上にアップして、離れた位置からWindowsPhoneやパソコンを使って照度の調整や現在の明るさの確認などができるようにしました。
ーおお!!すごく実用的なプロダクトですね!
次に世界大会に出た感想をお願いしてもいいですか?
大川:一言でいうと本当に楽しかったです!!
今までの私の人生の山場はあそこしかないと、思っています。
何事にも変えられない「いい経験」や、「いい仲間」、そして「思い出」ができたと思います。
(表彰式の様子)
ーこの写真には複数の国の国旗が写っていますけど、世界中から集まった他の出場者にはどのような印象を持たれましたか?
大川:とにかくテンションが高かったです!(笑)
私も日本人の中ではテンションが高い方なんですけど、ついて行くのに必死でした。
ただみんな同じ学生なので、いい人たちがすごく多くて!!
出場者が参加するパーティで知り合った学生や先生とは未だにFacebookなどでやりとりしてますね。
この前、私がタイに旅行に行った時にはImagine Cupで競い合った人と会って、案内してもらったりもしました。
そのような繋がりは今もずっと続いていますね。
ー世界中の学生と繋がることができるのはImagine Cupの魅力の1つですよね!!
次にこれからImagine Cupに出場する学生にメッセージをお願いします。
大川:興味を持っているのであれば、仲間を募って是非チャレンジしてみてほしいです!
私自身も世界大会に出場させていただいて、2位という成績を取ることができたんですけと、最初は自分にできるとは全く思っていませんでしたし、なんとなく生きているただの「しがない学生」でした。
ですけどその「しがない学生」が何人か集まって、みんなで協力してアイデア出しから、開発、プレゼンテーションまでやり抜くことによって、それぞれの学生がものすごく成長したと思います。
また自分が気づいていなかった自分の長所に気付けたり、自分の得意なことが何であるかわかるという経験をすることができました。
ー最後に大川さんにとってImagine Cupとは何ですか?
大川:私の人生を変えた大きな出来事だと思っています。
ー本日はどうもありがとうございました!!
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