Imagine Cup2016日本代表-筑波大学上原皓さんインタビュー
こんにちは。MSPの田口(@_taccho)です。現在、Imagine Cup 2018日本予選大会直前、カウントダウン企画ということで、全10回に渡って昨年のImagine Cupの様子などをご紹介しています。
本日ご紹介するのは、一昨年のImagine Cupの日本大会で優勝し、世界大会に進出した上原さんです。
-上原さん、こんにちは!
まずは簡単に自己紹介をお願いします。
上原:はい!私は筑波大学大学院 博士前期課程2年の上原です。装着型の人支援ロボットの研究開発に携わっております。
-なるほど、ありがとうございます。
それでは次にICに出ようと思ったキッカケについてお伺いしてもよろしいですか?
上原:デバイスの開発自体は2029年が舞台の攻殻機動隊というSFアニメの世界観を実現することを目的としたハッカソンに向けて、僕が所属している研究室のメンバーで行いました。
その後、同じ大学の先輩方が前年にImagineCupにチャレンジされているのを知って刺激を受け、参加を決意しました。
※Imagine Cupでは他のハッカソンに出したものや、大学の研究内容でも応募することができます
(攻殻機動隊=21世紀、第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、世界は「地球統一ブロック」となり、化学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台の人気アニメ。)
-そのデバイスとはどのようなものだったんですか?
上原:ハンズフリーで装着者の意思に応じてズームイン・ズームアウトが可能な装着型の視覚拡張デバイスを開発しました。これにより、災害現場で両手が荷物でふさがっている状況において装着者の動作意思に応じて手を使わずに操作可能としました。また、スポーツ観戦やゲームのユーザーインタフェースといったエンターテイメントへの応用も可能だと考えています。
-へぇー!すごいですね!!
それじゃあ、そのデバイスを引っさげてアメリカでの世界大会に乗り込んだわけですけど、世界大会実施中の心境はどんな心境だったんですか?
上原:とても緊張していたのですが、とにかく規模が大きいことに加えてお祭りのような雰囲気で盛り上がりがすごかったので、終始楽しかったことを覚えています。
-なるほど!!写真を見る限りとても楽しそうですね!!
ここでは他の国の参加者も写っていますけど、彼らの印象はどんな印象でしたか?
上原:テクノロジーに貪欲であるように感じました。
Hololensの簡単な開発と体験ができたり、小規模のハッカソンがあったりしたのですが、非常に積極的に参加していました。
また、最終日に出場した学生だけが参加できるパーティーがあったのですが、そこで他の国のチームの方々と一緒にダーツしたりご飯を食べたりして非常に気さくであるようにも感じました。
-それは素晴らしい経験になりましたね!!
Imagine Cupに出たことで、上原さんの中で何か変化はありましたか?
上原:世界の舞台に立つことで、自分に必要なスキル、自分のアドバンテージがわかりました。
特に自分が作ることはもちろんのこと、作ったものの素晴らしさを伝える力が必要であるように感じました。
-ありがとうございます。
ここでImagine Cupに出ようと思ってる学生にメッセージをお願いしてもいいですか?
上原:はい!わかりました!
ImagineCupは世界最大規模の学生コンテストです。
学生のうちにしかできない素晴らしい体験がそこには待っています。
またとない機会ですので、皆さんも是非、チャレンジしてみてください。
-最後に上原さんにとってImagineCupとはなんですか?
上原:自分の立ち位置、可能性が知れるターニングポイントです。
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