ものづくりのエッセンスとは?東工大の授業で発表してきました!!
こんにちは、MSP 東工大チームの奥村 (@okkunokkun18) です。
今年もはや11月。
Imagine Cup 2018 の応募がまもなく始まりますね!
2017年度の大会は、MSP チームが日本大会の決勝に進出したり、
東工大から出場したチームが世界大会の Quarter Finals に進んだりと、
話題に欠かさずとても盛り上がりました。
MSPチームの活躍の様子はこちらから↓
東工大チーム TITAMAS が世界大会に出場して感じたこと↓
さて、昨日(2017年11月11日)、
東京工業大学のエンジニアリングデザインプロジェクトという
授業のゲストスピーカーとして MSP 東工大チームの山崎さんが登壇されました!
その中で Imagine Cup の魅力や、
実際に手を動かして ”もの” をつくる楽しさをお話しくださったので、
その様子をまとめたいと思います!
Imagine Cup の紹介をする山崎さん
山崎さんは Imagine Cup 2017 の日本代表の一員であり、
デザイン工房というちょっとギークな場所での授業でした!
Walky 開発で気づいた、ものづくりの 3 つのエッセンス
講演の中で主に語られたのは、
Walky のプロトタイプ開発を通して山崎さんが得た 3 つの気づきでした。
まずは「実行に移すことの重要性」について。
つくりたいものができたら、
とにかく手を動かして実現しようとトライしてみること。
「あれあったらいいよね」ではなく、さっと作ってしまうことが大切。
技術力がなくて作れなそう、、、と尻込みする人も多いかもしれないけれど、
ネットで調べて技術のつまみ食いをすれば、
自分がやりたいコンセプトは形になるはず。
Walky も一番最初のプロトタイプはテープで貼り合わせてあったり、
コードは汚かったりと継ぎ接ぎだらけのプロダクトだったけれど、
自分たちが本当に伝えたいコンセプトが
形にできたからこそ評価されたと感じているそうです。
なぜ手を動かすクセをつけることが大切かというと、
実現可能性が見積もれるようになったり、
コンセプトを正しく伝えるための
最低限の要素を見極められるようになるから。
アイデアを空想で終わらせるのではなく、
ちゃんと目に見える形にしてきた山崎さんの言葉には重みがありました。
次に「納得感を持つ必要性」について。
一概に納得感といっても 2 種類あって、
“自分がそのプロジェクトに携わっていることへの納得感” と、
“自分たちが提示したソリューションのプロトタイプが有意な動作をしている納得感” に
分かれるのだとか。
この技術使ってみたい!から開発に携わるのは前者であり、
良いプロダクトが作れたなというのは後者の納得感。
どちらが良い悪いではなく、どちらも大事であると。
特にチームでモノを作る時は、メンバーのモチベーション管理など、
この 2 つの納得感を意識してみると良いのではないでしょうか。
最後に「人に見せることの重要性」について。
もともと、山崎さんは自分で作成したプロダクトを
人に見せることをあまりしていなかったのだそうです。
ただ、Imagine Cup などのコンペティションに参加して、
人に見せることの重要性を痛感したとおっしゃっていました。
例えば、ハッカソンに出場する場合だと、
プロトタイプ作成に期限がつくので死ぬ気で手を動かしますよね?
手を動かすクセが勝手に身につくわけです。
発表の場では、全く違う視点から意見が飛んで来るので、
自分たちのプロダクトを真剣に考えるきっかけになったり。
また、自分たちが伝えたいことが本当に伝わっているのか、
他人を鏡として使うことができます。
作ったものを自分だけで閉じるのではなく、
人に広めることの大切さをしみじみと感じました。
自分の発表をまとめる山崎さん
では、実際にどんな発表の場が学生に用意されているのか。
そこで Imagine Cup の紹介です!
Imagine Cup は学生にとって最高の舞台
この大会の魅力の一つは、なんと言っても日本大会から世界大会に行けること!!!
日本大会を勝ち抜くのは大変ですが、
実際に世界大会に出場してきた山崎さんから楽しげな様子が語られました。
世界大会での審査の様子
タダでシアトルに行けたりと、学生には嬉しい特典が満載なのですが、
その中でも世界中の優秀な学生と交流できたことは非常に良い刺激になったそうです。
Imagine Cup のような自分たちのものづくりの
腕試しをする舞台が用意されていることは、学生ならではの特権ですね!
最後、繰り返しになりますが、Imagine Cup 2018 の応募がまもなく開始されます。
ものづくりが大好きな皆さんの応募を楽しみにしています!!