MSP JAPAN

Microsoft Student Partners (MSP) Japan の公式ブログです。

気持ちよすぎるタスク管理アプリWunderlist を選ぶワケ

今日はWunderlistという編集部でもよく使われているアプリを紹介します。 これはただのタスク管理アプリではないんです!

 

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「Wunderlist」これなんて読む?

「ワンダーリスト」? いいえ違います。Wunderlist発祥の地はドイツですので、ドイツ語での発音は「ヴンダーリスト」なのです。Wunderlistはもともと6Wunderkinder GmbHというドイツの会社で作られたタスク管理アプリケーションでした。

ちなみに会社の正式名称の発音をカタカナにすると以下です。


ゼクス ヴンダーキンダー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング」 GmbHは「ゲーエムベーハー」とも読みドイツにおいて有限会社を指す言葉のようです。

う・・・難しい・・・

一方でアプリの読み方はドイツ語で「ヴンダーリスト」


こちらはちょっと簡単ですね。なんかヴンダーリストの通になった気がしてきました。

 

・・・

 

日本語で「ヴンダーリスト・・・本当にそれであっているのか?? Wunderlistで日本市場を担当している塚田さんにお話を伺ったところ、Wunderlistは1900万ダウンロードを記録し、最もユーザーが多い国はアメリカで、現在は32か国の言語に翻訳されています。つまり、Wunderlistは世界基準のアプリケーションなんです。そうした理由から実際のところ社内でも「ワンダーリスト」と呼ばれることのほうが多いんだとか。

なるほど。やっぱり世界的には「ワンダーリスト」で良いようでした。 しかし響きからして、こだわりがあるドイツ企業な感じがしてきましたね。

Wunderlistのこだわり

①こだわりのサウンド

「ピーン」この音を聞いて何を思い浮かべますか。


そう、Wunderlistでタスクを消した時の音ですね。

しかしこの音、ただ適当に決まっているわけではないんです。

この音は6Wunderkinderの方々が「タスクを消した時に一番気持ちがいい音」を追求した結果なのです。

様々な音を試していき、最終的にアフリカの楽器までたどりつきました。

②こだわりのフェードアウト

まずは見てください。このタスクを消した時のエフェクト。

 


 そう。お気付きのように、「タスクを消した時に画面から完全にタスクが消えるまでのスピード」

これもWunderlistのこだわりポイントです。このスピードも何回も試行して辿り着いたエフェクトなのです。

すごいこだわりですね。塚田さんのお話によると、実際に6Wunderkinderの方々もWunderlistのファンの人が多いんだとか。このエフェクトに辿り着いたのは、実際にユーザーでもある開発者の方々が「どうやったらユーザーは最もキモチが良いか」ということを考え抜いた結果なのです。

 

マイクロソフトに買収?

6月にマイクロソフトはWunderlistの買収を発表しました。

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これだけ大きな愛情を注ぎ、細部までこだわってユーザーのためのタスク管理アプリを作ってきた6Wunderkinderの経営陣にとってこの買収は大きな決断だったそうです。もっとも買収の話はさまざまな企業から来ていましたが、経営陣は最終的にMicrosoftを選びました。

 

なんでかって? その決め手の一つは、そのWunderlistのこだわりをマイクロソフトが受け継いでくれることでした。実際に買収されたのちもほとんど同じメンバーが引き続きWunderlistを開発しています。そうしたワンダーリストの創業者が、「自分たちの子供でもあるWunderlistをマイクロソフトに大事にしてもらえる」という信頼感を感じたからこそ実現した買収劇だったんです。

 

その「ドイツ企業のこだわり」は今もなおワンダーリストに生き、マイクロソフトに引き継がれています!

Microsoftだからこそできる新しい支援のかたち~ネパール大震災の実話から~

こんにちは!編集部、またMSPグローバルチームに所属する小松です。

 

本日、編集部からみなさんにご紹介するのは、Microsoftしかできない災害支援です。通常、災害支援と聞き思い浮かべるものといえば、「物資の調達」「現地でのボランティア活動」ですよね。けど、今回ご紹介するのは、マイクロソフトが行った新しい支援のかたち...

 

今回の記事の主役は、そう、みなさんご存知の”Skype”です。

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ちなみに、2011年10月13日にMicrosoftSkypeを買収してから、SkypeMicrosoftのサービスの1つなんですよ。(知っていたらごめんなさい。笑)

 

実際にMicrosoftSkypeを通して行った支援とは?

 

MicrosoftSkypeを使ってどのような災害支援を行ったのか、ネパール大震災の実例で説明します。

 

2015年4月25日、ネパールでマグニチュード7.6の大地震が起こり、多くの人々が犠牲となりました。食料や医療品などの物資やボランティアなど、様々な国や企業からの支援がありました。

 

そこでMicrosoftが行った驚くべき支援が...

Skypeの無料化です。

 

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Microsoftは、地震発生後、ネパールでと国外でやり取りされる、固定電話や携帯電話へのスカイプ通話を無料にしたのです。さらに国外からの値オパールの固定電話や携帯電話への通話は割引料金を適応したのです。

 

Microsoftが行った支援はこれだけじゃない!!

 

みなさん、Microsoftが行った支援はこれだけだと思っていましたか?違うんです。MicrosoftSkypeとは別の支援を行っていたんです。それが、SunPodの設置です。え・・・・ サンポットって・・・??

SunPodって何?

 

みなさんの疑問を解消しましょう。SunPodとは、これです。

※イメージ

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簡単に言うと、ソーラー充電スタンド太陽光発電によって電力が供給され、携帯電話やパソコンなどを充電することができます。さらにインターネットも提供しているので、SunPodでSkypeの無料通話が利用できたのです。

 

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この写真はネパールで使用されたSunPodの実際の写真。被災者が一時避難しているテントの周辺に設置されていたようです。

ネパールのMSPからの感想

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実際にネパールでボランティア活動を行っていたMSPメンバーのディマールに話を聞きました。

 

編集部:SkyeやSunPodを使った現地の人の反応はどうだった?

 

ディマールさん:みんな家族と話せてとても嬉しそうだった。Skypeを利用して、家族の安全が伝えられたり、現状を伝えられたりしていた。たくさんの人から感謝されたんだ。

 

編集部:MSPとして具体的にどのような活動を行ったの?

 

ディマールさん:SunPodの正しい使い方を教えたりしたよ。あとは、Skypeの無料通話を現地の人に知って被災者テントや家を訪ねたりもしたね。SunPodがインターネットを提供できているかどうか常に確認したりね。1日、100人くらいの人にSunPodやSkypeのサービスを提供したよ。

 

編集部:すごい、、これはMicrosoftの技術を通して生まれた、まさに、新しい支援のかたちだ!!!今後もMicrosoftのサービスがいろいろな形で人々に利用されることに、注目していきたいですね。

 

 

かっこよく資料共有できるDocs.com って知ってる?

Docs.com というサービスを知っていますか?

Docs.com はマイクロソフトが2015年に公開した、PowerPoint、Word、Excel、Office Mix、PDF ドキュメントを容量制限なしで無料で公開できるサービスです。

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「いや、SlideShareがあるからそれで十分じゃない?」

 

確かに、SlideShareは推定で毎月5800万人のユーザーが利用していると言われているサービス。アップロードされているスライドも多くてとても便利ですよね。

しかし! Docs.comの機能はさらに凄いんです! 今回は開発に携わった三輪さんと一緒にその特徴を見ていきましょう!

 

これは凄いぞ! 凄まじい再現性

編集部:Docs.com の特徴ってなんですか?

 

三輪:これです。見てもらったほうが早いと思います。

https://doc.co/w9AqCb

三輪さん:そうなんです。オフィス文書の書式をWebブラウザー上でも忠実に表示できることが特徴です。マイクロソフトの新サービスSway にも対応し、ファイルの書式も元のままですよ!

 

(「Sway ってなに?」という方はこちらの記事へ)

 

編集部:興味が湧いてきました。もっと教えてください!

 

三輪さん:Docs.comはWordやPower Pointはもちろん、前述のSwayなどの様々なオフィスで作成した資料をWeb上にアップロードし、簡単に公開することができます。URLも発行されるので資料を簡単にシェアできますよ!

 

編集部:このサンプルのように自分のブログにエクセルの資料を貼り付けることは簡単にできるのでしょうか?

 

三輪さん:もちろん簡単にできます!ここをクリックすると埋め込みコードが発行されるのです。YouTubeなんかと同じですね。作ったDocs.comのページはコレクションというフォルダにまとめ、関連付けて管理することができて、そのコレクションもまた、埋め込むことができるんです!

(Docs.comの画面↓)

docs.com

編集部:すごい・・・ ExcelやWord、PowerPointってデバイス間やバージョン間でデザイン崩れが起きる可能性があるので、PDFにして共有する習慣があったのですが・・・
これならそのまま共有できるんですね!

 

Docs.comは誰向け??

編集部:Docs.comはどんなユーザーに向けられて作られてますか?

 

三輪さん:Officeをつかって資料を作るすべてのユーザーですが、まずは、特に教育関連の場で用いられるといいと思います。


編集部:日本では文化的にファイルを世界に公開することに抵抗がある人は多いのではないでしょうか?

三輪さん:確かに文化に合わない面もありますが、それでもプレゼン用の資料であったり教育用の資料であったりを公開している人が実際に存在します。

また公開するドキュメントがないと言っている人でも、着眼点を変えれば公開できるものをもっている場合もあるんです!

たとえばSwayで作ったレシピ集を載せている人もいますし、旅行記、おいしかったレストラン集を公開する場として使っている人もいます。あまり固く考えずさまざまな場面での知の共有の場として使ってほしいと考えています。

 

三輪さんからのメッセージ

三輪さん「Docs.comもSwayと同じく、ユーザーのフィードバックで日々変化していきます。これが完成した製品ではなくサービスとして提供することの強みでもあります。今後も2サービスともユーザーの声にあわせ新しい機能を追加していく予定です。Docs.comでもSwayでもフィードバック送信機能をつけていますのでどんどん送ってください。皆でサービスを向上させていきましょう。」

 

 

簡単すぎるドキュメント作り MicrosoftのSWAYがすごい!

Swayは2015年の8月にマイクロソフトがリリースしたOfficeの新サービスです。

「ん? マイクロソフトのOffice製品ってExcelとWordやPowerPointOutlookだけなんじゃないの?」

そう。まだSwayについてあまり知らない人は多いのではないでしょうか。 今回はマイクロソフトでSwayの開発に関わった三輪さんにSwayの魅力を聞いてきました! Sway

で、Swayって何?

三輪さん:Swayは簡単にドキュメントを作るためのサービスです。最大の特徴はデザインとレイアウトの機能。ユーザーは資料に載せたい文章や写真を簡単な操作でSwayの中に挿入することができます。資料の背景やフォント、配置といったスタイルの変更が自由自在です。

swayの編集画面

編集部:あれ、でもこれってパワーポイントとあまり変わらないんじゃ・・・

 

美輪さん:ポイントはレイアウトについて深く考える必要がないことです。

レイアウトについて考えなくていいので中身に集中することができます。情報を集めながら、同時に発信できる形として完成させられるのがSwayの魅力です。

 

編集部:なるほど。たしかに使いやすそう。でも、そうは言ってもレイアウトが自由自在だけど、レイアウトについて考えなくていいってちょっと矛盾してますよね?!

 

三輪さん:Swayのもう一つの特徴はこのデザインが自動的にデバイスごとに調整されるという点です。パソコンで作ったSway資料をスマホタブレットで開くとそのデバイスに合った写真や文字の大きさ、レイアウトで表示してくれます。Power Pointをスマホで見ると文字が小さくなって読みづらくなることがありますが、Swayであればその心配はありません。

 

 

swayの編集画面

 

編集部:なるほど。パワーポイントでは細部までこだわることができる代わりに手間がかかるケースがあったのに対して、Swayの場合はテキストと画像を選ぶだけで自動にSwayの型にはまって、デザインがナイスなドキュメントに自動でなってくれるということか。

デザイン能力に長けてない人はパワーポイントをむしろ使わずにこっちで自動でやってくれたほうが早くできるうえにかっこいいのができるというわけですね。

じゃあどんなデザインがあるの??

編集部:そうは言ってもスライドは自分好みのクールなデザインにしたいのですが・・・

 

三輪さん:実はSwayには色々なデザインがあるので、その中から自分が好きなデザインを選ぶことができます!

私が担当していたのはSwayの中でも特定の層をターゲットにした「ジャパニーズKAWAIIスタイル」の開発です。

 

編集部:KAWAIIスタイル。どんなやつですか?

 

三輪さん:KAWAIIスタイルは鳥や花などの柄やロリータ調の模様が含まれた華やかなスタイルです。多くのスタイルがシンプルな背景や色使いなのですが、華やかなスタイルも欲しいと思い、デザイナーと一緒になってターゲット層に合うように作成しました。Swayには色々なデザインがあって。好きなものを選ぶことができます。

 

swayの編集画面

 

編集部:いっぱいある! かっこいいデザインからかわいいデザインまであって、これならみんな満足ですね!

 


今回編集部がSwayを使って一番驚いたのがそのレイアウト 作成の簡単さでした。Power Pointのようにいちいち文字や画像の大きさ、アニメーションを指定するストレスがないんです。しかし画像サイズはこちら側で指定できないのでその場合はPowerPointを使ったほうがいいでしょう。マイクロソフトのOffice製品はPowerPointやWordなど以外にもこういうSwayのような製品があることを知っていれば「使い分ける」ことによって生産性を効率化できるんですね!

 

三輪さん

三輪さんからのメッセージ

「Swayはユーザーのフィードバックを受けてどんどん機能を追加していくことができます。一昔の製品は、2,3年というスパンでリリースしていました。しかし現在では評価、修正を短時間で繰り返してサービスの質を向上させていくことができます。このSwayの「KAWAIIスタイル」はその表れです。今までにない目新しいスタイルも開発者側として気軽に冒険することができます。結果としてこのスタイルは東南アジアで人気となったんですよ。」 クールなデザインのドキュメントが簡単にできてしまうSway。ぜひおためしあれ。

 

Swayはこちら