Imagine Cup2017 優勝チームの東大院生に聞く、Imagine Cupの魅力とは?!
今回は東京大学大学院所属、Imagine Cup 2017優勝チームのNeuroVoiceさんへインタビューをさせていただきました。インタビューを通して、Imagine Cupの魅力に迫ってみたいと思います!
まずは彼らのプロファイルから ※筆者の主観です
イケメン クリエーター 佐藤さん
184cmのスポーツマン(野球部出身)、好きな球団は日本ハム。得意なことは人の顔を覚えること、不得意なことは朝起きることらしい。
趣味はスポーツをすること。大学の体育の授業にもぐり込んではや1年 バレーボールを人並みにできるようになったのが最近のハイライト。
冷静沈着でクールな雰囲気が漂う一方、生まれかわってもコンピュータサイエンスを勉強したいと情熱的に語る一面も。
ロジカルな思考力と知的なトーク DL系男子 早川さん
特技はピアノを弾くことで、鳴らされた音の高さを当てられる絶対音感の持ち主。他にも特技の一つとして、何時間も寝れることを自慢げに話すお茶目な一面も。完全無欠な存在とも思える彼だが、思考が早すぎるせいか少し早口気味なところが玉に瑕。
来世生まれ変わったら、音楽家か芸術家になりたいという天才肌タイプ。チームではディープラーニングの開発を担当。
ハッカソンや様々なコンテストがある中、Imagine Cupを選んだ理由はなんですか?
早川:世界規模の大きなコンテストだからです。
学生向けでかつ世界戦まであるコンテストはあまりなく、また技術力を大きな評価基準におくImagine Cupは国内では特質的なコンテストだと思います。
佐藤:またハッカソンと違って、得られるものは格段に多いですね。
今までハッカソンにも参加したことがありますが、そこではそれまでの経験を生かしてパッと(即席で)作るだけでした。新しい知識やスキルをつけたい場合、長期的に何か作りたいものを作った方がいいと感じています。
Imagine Cupで優勝してよかったなと思ったことはなんですか?
早川:たくさんの人にこのプロダクトを知ってもらいたいと思っている僕たちにとって、多くのメディアにプロダクトを取り上げてもらったことは嬉しかったですね。
学内選抜を突破してSXSW 2017に展示する機会もあったのですが、Imagine Cupを優勝した時の方が国内で注目を得られたと感じています。
佐藤:そうですね。メディアだけでなくImagine Cupで優勝した業績によって、たくさんの企業、ベンチャーキャピタルからお話を頂けたことも収穫だと思います。
Imagine Cupを通して得られたことはありますか?
早川:大会中にデモをする機会があったので、審査員の方からはもちろん、たくさんの方からプロダクトへのフィードバックをもらいました。彼らとの交流を通して、作品を楽しんでもらう姿を間近で見れたり、僕らでも思いつかなかったプロダクトの可能性を示唆してもらうこともあったので貴重な機会だったと思います。
佐藤:世界戦にいけば、国予選を勝ち抜いてきたその国のトップの学生さんとの交流もあると思います。他のチームの作品を知ったり、お互いのプロダクトについて議論できることも楽しみです。
早川:大会前後も定期的にフィードバックをもらう機会があり、その一つがマイクロソフトのエバンジェリストからのメンタリング。また、Imagine Cup協力企業のグロービス経営大学院・ベルリッツ ジャパンからのメンタリングもあります。ベルリッツ ジャパンからのメンタリングはこれから受けるので、楽しみにしています。
そのグロービスのメンタリングというのは、いかがでした?
佐藤:多分野の知識・見解を学べるいい機会になりました。
自分で調べたら何時間もかかるであろう知識を、短時間でプロの方からインプットしてもらいました。一般的なビジネスモデルはもちろん、自分の分野外である工場系・化学系・繊維系の情報も得られました。
早川:また、ユーズケースを考えるフェーズでは、実践的なビジネスモデリングの手法も学べました。ビジネスへの展開方法を学んだ一方で、自分たちのプロダクトは特定のユーズケースに捉われない可能性を秘めたプロダクトであることを再確認し、いかにプロダクトのポテンシャルと質の高さを伝えることが大切かも実感しました。
世界戦への意気込みを教えてください
佐藤:優勝を狙っていきたいです!
早川:世界中の人を唸らせることができる、プロダクトを開発したいです。
佐藤:たとえ優勝できなくても、世界から僕たちのプロダクトを注目してもらう機会にしたいと思います。また、Imgaine Cup世界戦で何かしらの学びを得てプロダクトを「直接人に役に立つもの」へと展開していくことが僕たちの望みです。
Imagine Cupにこれから参加する人へ向けてメッセージ
早川:本当はいろんな人に使って欲しいという思いで研究している人は、気軽に応募してみていいと思います。
普段の研究とは違う目線で、使用シーンを想像しながらプロダクトを開発するいい機会でもあると思います。様々な人とこのプロダクトが生活の中で応用できるよねと議論ができ貴重な機会でした。
佐藤:また、技術力重視で面白ければ面白いと認めてくれる人が審査してくれるのも魅力です。学生のうちに、普段の研究を世に出したいと思っている人は積極的にImagine Cupというコンテストを活用するべきだと思います。
最後に彼らのプロダクトのご紹介
佐藤:NeuroVoiceは今まで音声ソフトができなかった、誰かの声を真似ることを可能にします。音声サンプルやプロダクトの詳細はこちらから!
まとめ
いかがでしたか?
Imagine Cupはものづくりを愛する学生にとって、ステップアップの機会だということが伺えました。
技術力に自信のある学生の皆さんは、世界へ羽ばたくことを念頭にぜひ来年のImagine Cupに応募してみてはいかがでしょうか?
NeuroVoiceチームのみなさん、インタビューにご協力してくださりありがとうございました!
文責 里見(@erk_stm)